細いタケノコを見て、甥は手を合わせたそうです。

月日の経つのは早いものです。忘れられないことをした3歳の子どもがいました。もう成人したのですが。私の兄の長男です。久しぶりの帰郷の時でした。お正月を迎えるための障子貼りをしているおばの家に、このおいは私の母とともに出かけたのです。おばは微笑んで言ったそうです。「障子紙をはずすところだから、破っていいよ」と。おいは大喜びであちこちに穴を開けて、びりびりと破りそれはそれは楽しそうだったそうです。しばらくしておいは母と帰って来ました。すると満面の笑みを浮かべて、母がきれいに張り替えていた障子にずぼっと手を入れたのです。母は慌てて諭しながらストップさせました。その後二人は歩いて買い物に出かけたのですが、帰宅した母は「八百屋さんに行ったらね、細い竹の子があったよ。この子、その前で手を合わせてお経を唱えるまねをしたよ。ろうそくを思い出したんだろうね」と、うれしそうに言いました。母にとって孫の帰郷は何よりの喜びだったようです。脱毛ラボ 7ヶ月無料